- 無料VPNって危険なのかな
- 有料VPNと無料VPNの違いって何?
- おすすめの無料VPNアプリを教えて!
無料VPNは選び方を間違えると個人情報を売買されるリスクがあります。
私は初めの頃は無料VPNを利用してから有料VPNを利用し始めました。
この記事では無料VPNの危険性とおすすめVPNを紹介します。
この記事を読めば安全なVPNと危険なVPNの見分け方についてわかります。
よく紹介されているVPNネコは得体の知らない企業が運営しているので使わないほうが無難です。
無料VPNでもノーログポリシーを掲げているサービスは比較的安心できるでしょう。
無料VPNには完全無料のものと一部無料のものがある
無料VPNには完全無料のものと一部無料のものがあります。
完全無料のVPNではデータ使用量が設けられていたりはしますが、永久的に無料で使い続けられるVPNのことです。
一部無料のものは本来有料VPNですが、30日間返金保証がついていて実質無料で使えるものです。
無料VPNは違法なのではないかと心配になる人もいると思いますが、日本での無料VPNの利用は違法ではありません。ただし一部の国からは制限されていることがあります。
無料VPNを利用することは危険も伴う
結論から言うと無料VPNはリスクが付き纏ってしまうのも事実です。有料VPNであれば個人情報についてのポリシーをしっかりと掲げていますが無料VPNでは個人情報ポリシーがないといったこともあります。
過去にはノーログと謳っていたサービスでも実際にはログありで情報漏洩していたと発覚したこともありました。
ログありでは以下の情報が保存されてしまいます。
- 接続タイムスタンプ
- IPアドレス
- 使用された帯域幅
- 接続元デバイスの情報
- アクセスしたサイトやサービス
- 氏名、メールアドレス、パスワード、支払い情報などの個人情報
企業に情報が売られるならまだ良いですが、中にはグレーな組織や犯罪組織に売られているリスクも0ではありません。
有料VPNと無料VPNの違い
有料VPNはユーザーから直接料金をもらって運営しています。そのため高速で安定した接続ができます。
無料VPNは資金がかけられないこともあり、とても快適に使える速度ではありません。
有料VPNは月のデータ量が無制限なのに対して、無料VPNは月のデータ使用量が決まっていることがほとんどでガッツリVPNを利用することが難しいです。
セキュリティ面でも有料VPNは軍事レベルの暗号化技術が採用されていたり個人情報ポリシーがしっかりしています。無料VPNでは情報収集を目的とした企業が運営していたりなど、セキュリティ面で懸念点が見られます。
無料でVPNサービスを運営しているカラクリ
本来無料のVPNを無料で提供できるのは主に以下の方法で収益を得ているからです。
- 広告収益
- 有料版に流すため
- 個人情報の売買
広告収益
広告を貼ってその広告から収益を得て運用しているケースもあります。
有料版に流すため
有料プランに入ってもらうきっかけとして無料プランを運営しているケースもあります。このケースでは比較的安全なサービスが多いです。
個人情報の売買
ログありのサービスでは個人情報の売買によってサービス運営の資金を作っている場合もあります。ログなしと書いていてもあくまでサービス側の主張であり、実際にはログをとっているケースもあります。
無料VPNの良いところ・メリット
無料VPNのメリットは以下の通りです。
- コストがかからない
- 手軽に使える
コストがかからない
有料VPNだと最低でも毎月数百円の固定費がかかります。無料VPNでは一切固定費がかからないことからお試し程度で利用しやすいのがメリットです。
VPN利用が初めての方でも気軽に試すことができます。
手軽に使える
無料VPNはアプリをダウンロードしてすぐに使えるという場合もあります。
無料VPNの悪いところ・デメリット
無料VPNのデメリットは以下の通りです。
- 速度が遅い
- データ制限がある
- サーバーの選択肢が少ない
速度が遅い
無料VPNの致命的なデメリットとして速度が遅いということが挙げられます。私もProtonVPNの無料プランでネットサーフィンを行ったことがありますが、サイトが読み込まずとても快適に使えたものではありませんでした。
普段から早い回線を使っている人は使えるという人もいるかもしれませんが、スピードテストで100Mbpsを下回るようであれば使用はおすすめしません。
保護するためにVPNを使うはずが読み込まなくて結局切断して繋げているという本末転倒な状態でした。
データ制限がある
無料VPNにはデータ制限がある場合が多いです。すぐに足りなくなるのでガッツリ使いたい方は無料VPNで体験してみて有料VPNにアップグレードするのがおすすめです。
サーバーの選択肢が少ない
無料VPNはサーバーの選択肢が少ないです。マイナーな国であれば繋げたいサーバーがないということもあります。
サーバー数が少ないことで大量のユーザーのアクセスにより速度低下にも繋がります。繋げられる国が少ないと地域制限も回避しづらくなります。
有料VPNでもVPNだとバレてブロックされることもありますが、圧倒的に無料VPNが多いです。
無料VPNが危険と言われている理由
無料VPNが危険と言われている理由は以下の通りです。
- プライバシーのリスク
- セキュリティのリスク
- 広告やトラッキングの問題
プライバシーのリスク
無料VPNを利用すると、ログの記録や販売による個人情報漏洩のリスクがあります。無料VPNの中には運営費を賄うためにユーザーのIPアドレスや接続時間、訪問サイトなどのログを記録し、第三者に販売することがあります。
これにより、プライバシーが侵害され、個人情報が悪意のある目的で使用されるリスクが高まります。
ログを記録しないと明言している無料VPNを選ぶか、有料のVPNサービスを利用することで、個人情報漏洩のリスクを最小限に抑えることが重要です。
セキュリティのリスク
VPNの暗号化が不十分な場合、ユーザーのデータが第三者によって盗聴されるリスクが高まります。公共Wi-Fiを利用する際、暗号化が弱いと、ハッカーがパスワードやクレジットカード情報を盗むことが容易になります。
さらにマルウェアの感染リスクも増加します。マルウェアは悪意のあるソフトウェアで、デバイスに侵入してデータを盗んだり操作したりします。
信頼性の低いVPNを使うと、ハッカーがマルウェアを送り込むことが容易になり、個人情報が漏洩したりデバイスが破壊されたりする可能性があります。
広告やトラッキングの問題
無料VPNを利用する際には、広告の挿入やトラッキングのリスクがあります。多くの無料VPNは運営費を賄うために広告を表示し、ユーザーのブラウジングデータを収集して広告主に売却することがあります。
さらに無料VPNはトラッキング技術を使用してユーザーのオンライン活動を監視し、そのデータを第三者に売却することがあります。このデータ収集により、個人情報の漏洩や不正利用のリスクが高まります。
無料VPNを利用する際は、広告やトラッキングのないサービスを選ぶか、有料のVPNを利用することでこれらのリスクを回避することが重要です。
安全な無料VPNサービス8選
色々なVPNを比較し、調べてきた中で以下のVPNは比較的安全に利用することができます。
- TunnelBear
- Windscribe
- HideMe
- ProtonVPN
- VPN Gate
- NordVPN
- ExpressVPN
TunnelBear
項目 | TunnelBear |
---|---|
無料期間 | 無料プランあり |
データ容量制限 | 500MB/月 (無料プラン) |
同時接続台数 | 5台 |
運営会社 | McAfee Corp. |
ノーログポリシー | ログなし |
サポート | メール |
TunnelBearは、カナダを拠点とするVPNサービスです。使いやすさとセキュリティを両立した信頼性の高いVPNサービスです。
初心者でも簡単に利用でき、AES 256ビット暗号化でデータを保護します。
世界中にサーバーを持ち、地域制限を回避できる点も魅力です。さらにGhostBearモードでインターネット検閲の厳しい地域でも安全に利用できます。
しかし無料プランのデータ使用量が500MBと少ない点と、同時接続台数が5台に制限されている点があります。他のVPNと比べて一部の高度な機能が不足しています。
TunnelBearは初心者や基本的なセキュリティニーズを持つユーザーに適していますが、データ使用量が多いユーザーには不向きかもしれません。
Windscribe
項目 | Windscribe |
---|---|
無料期間 | 無料プランあり |
データ容量制限 | 10GB/月 (無料プラン) |
同時接続台数 | 無制限 |
運営会社 | Windscribe Limited |
ノーログポリシー | ログなし |
サポート | チャット |
Windscribeの無料プランは、ユーザーにとって非常に魅力的な選択肢です。無料プランでは毎月10GBのデータ使用が可能です。
多くの無料VPNサービスが提供するデータ量よりも多く、日常的なインターネット利用に十分対応できます。
ただし、無料プランには利用できるサーバーロケーションが10カ国までと限られており、一部の地域からのアクセスが制限されることがあります。
高速な接続が必要な場合や特定のサーバーにアクセスしたい場合には、有料プランを検討する必要があるかもしれません。
HideMe
項目 | HideMe |
---|---|
無料期間 | 無料プランあり |
データ容量制限 | 2GB/月 (無料プラン) |
同時接続台数 | 10台 |
運営会社 | eVenture Ltd. |
ノーログポリシー | ログなし |
サポート | チャット |
Hide.meの無料プランは、毎月10GBのデータ使用が可能で、基本的なインターネット利用には十分です。無料プランでもカスタマーサポートが利用可能で、初心者でも簡単に設定できます。
ただし、サポートは一部日本語非対応というデメリットがあります。
Hide.meの無料プランはノーログポリシーを打ち出しているためセキュリティ面で安全です。
ProtonVPN
項目 | ProtonVPN |
---|---|
無料期間 | 無料プランあり |
データ容量制限 | 無制限 |
同時接続台数 | 10台 |
運営会社 | Proton Technologies AG |
ノーログポリシー | ログなし |
サポート | メール |
ProtonVPNの無料プランは、データ使用量が無制限で、基本的なインターネット利用に非常に適しています。AES 256ビット暗号化とノーログポリシーにより、ユーザーのプライバシーがしっかりと保護されます。
スイスを拠点としているため、無料VPNの中でも強力なプライバシー保護法の下で運営されています。
ただし無料プランでは、利用できるサーバーロケーションは3か国(オランダ、日本、アメリカ)に限られています。
ProtonVPNの無料プランは、プライバシー重視のユーザーや、基本的なVPN機能を試してみたいユーザーに最適です。
VPN Gate
項目 | VPN Gate |
---|---|
無料期間 | 完全無料 |
データ容量制限 | 無制限 |
同時接続台数 | 無制限 |
運営会社 | 筑波大学 |
ノーログポリシー | ログあり |
サポート | ユーザーフォーラム |
VPN Gateは筑波大学が運営していて完全無料で利用できます。ユーザーは世界中のボランティアが提供するサーバーに接続することで、地域制限を回避し、安全にインターネットを利用することができます。
無料で無制限のデータ使用が可能ですが、ログが保存されるためプライバシー保護の面では注意が必要です。接続の安定性がサーバー提供者によって異なることがあります。
VPN GateはコストをかけずにVPNを試してみたいユーザーや、会員登録なしで利用したいユーザーに適しています。
NordVPN
項目 | NordVPN |
---|---|
無料期間 | なし |
データ容量制限 | 無制限 |
同時接続台数 | 6台 |
運営会社 | Tefincom & Co., S.A. |
ノーログポリシー | ログなし |
サポート | ライブチャット、メール |
NordVPNは、パナマを拠点とするVPNサービスで、強力なプライバシー保護と高速接続が特徴です。AES 256ビット暗号化と厳格なノーログポリシーにより、ユーザーのデータを安全に守ります。
世界中に5500以上のサーバーを持ち、地域制限を回避して様々なコンテンツにアクセス可能です。さらに、ダブルVPNやサイバーセック機能でセキュリティを強化しています。
Windows、macOS、iOS、Android、Linuxなどの主要なプラットフォームで利用でき、24時間365日のカスタマーサポートも提供しています。
\30日間返金保証付き/
ExpressVPN
項目 | ExpressVPN |
---|---|
無料期間 | なし |
データ容量制限 | 無制限 |
同時接続台数 | 5台 |
運営会社 | Express VPN International Ltd. |
ノーログポリシー | ログなし |
サポート | ライブチャット、メール |
ExpressVPNは、英領ヴァージン諸島を拠点とするVPNサービスで、高速接続と堅牢なセキュリティが特徴です。AES 256ビット暗号化と厳格なノーログポリシーにより、ユーザーのプライバシーをしっかりと守ります。
94カ国以上に3000以上のサーバーを持ち、地域制限を回避して様々なコンテンツにアクセス可能です。さらに、分割トンネリングやキルスイッチ機能でセキュリティを強化しています。
Windows、macOS、iOS、Android、Linuxなどの主要なプラットフォームで利用でき、24時間365日のカスタマーサポートも提供しています。
\30日間返金保証付き+3ヶ月無料/
無料VPNを使う際の注意点
どのような場面で利用するのが良いか
無料VPNを利用する際には、以下のような場面での使用が適しています。
- 一時的な利用
- 低リスクのオンライン活動
- VPNサービスのお試し
海外旅行中や一時的に地域制限を回避する必要がある場合、無料VPNは便利です。例えば、特定の国でブロックされているサイトに一時的にアクセスしたい場合などです。
メールチェックやニュース閲覧など、特に機密性の高くないオンライン活動には無料VPNが適しています。これにより、公共Wi-Fiなどでの基本的なセキュリティを強化できます。
VPNサービスを試してみたい場合に無料VPNを利用するのは良い方法です。無料プランを使って、使い勝手や接続速度を確認し、その後有料版を検討するのも一つの手です。
利用する際のリスク管理
無料VPNを利用する際には、いくつかのリスク管理が重要です。
- 信頼できるプロバイダーを選ぶ
- 重要な情報を扱わない
- 広告やトラッキングに注意
- プライバシーポリシーを確認する
無料VPNを利用する際には、クレジットカード情報やパスワードなど、機密性の高い情報を扱わないようにしましょう。無料VPNのセキュリティは有料VPNほど強固ではない場合が多いためです。
無料VPNサービスは広告収入で運営されていることが多く、広告表示やトラッキングのリスクがあります。
プライバシーポリシーをよく読み、データの取り扱いやサービスの制限について理解しておきましょう。
安全な無料VPNの見分け方
安全な無料VPNの見分け方は以下の通りです。
- 軍事レベルの暗号化技術が使用されているか
- 運営元は怪しくないか
- 個人情報ポリシーがしっかりしているか
- 利用者数は多いか
- 口コミ・評判は良いか
軍事レベルの暗号化技術が使用されているか
安全な無料VPNを見分ける際には、軍事レベルの暗号化技術が使用されているかを確認することが重要です。AES 256ビット暗号化など、非常に強力な暗号化技術を使用しているVPNは、データの安全性を高く保つことができます。
運営元は怪しくないか
VPNの運営元が信頼できるかどうかを確認することも重要です。運営会社がしっかりとした企業であるか、透明性のある運営を行っているかを調べましょう。怪しい運営元のVPNは、データの安全性やプライバシー保護に問題がある可能性があります。
個人情報ポリシーがしっかりしているか
個人情報ポリシーが明確で、ユーザーのデータをどのように扱うかがしっかり記載されているかを確認しましょう。ノーログポリシーを採用しているVPNは、ユーザーの活動を記録しないため、プライバシー保護に優れています。
利用者数は多いか
利用者数が多いVPNは、信頼性の一つの指標となります。多くのユーザーに支持されているVPNは、サービスの品質やセキュリティが高いことが期待できます。利用者数が多いことで、サーバーの安定性も高まる可能性があります。
口コミ・評判は良いか
口コミや評判をチェックして、他のユーザーがそのVPNについてどのように評価しているかを確認しましょう。信頼できるレビューサイトやフォーラムでの評判を調べることで、安全で信頼できるVPNを選ぶ手助けになります。
評判が良いVPNは、セキュリティやプライバシー保護に優れたサービスを提供していることが多いです。
無料VPNは人情報の入力が必要としないサービスで利用するにはおすすめ
無料VPNは動画視聴など個人情報の入力が必要としないサービスで利用するのは良いと思います。
しかしビジネスで個人情報を扱うシーンでは有料VPNを利用することがおすすめです。
有料VPNのメリットとして
- 高速で安定した接続
- 強力な暗号化とプライバシー保護
- 充実したサポートと機能
があります。
有料VPNにも30日間の返金保証がついているので両方体験してみるのがおすすめです。
今回おすすめした無料VPNと一部無料の有料VPNは以下の通りです。
無料VPN | 有料VPN |
---|---|
TunnelBear Windscribe HideMe ProtonVPN VPN Gate | NordVPN ExpressVPN |