【事例も紹介】ゲームアカウント売買のサクラとは?違法性と7つの見分け方

  • サクラの見分け方を知っておきたい!
  • 依頼を受けるだけでもアウトなのかな…
  • サクラ実績を見分けられる自信がないんだけど、ここは安全っていうサイトはある?

RMT取引では、実際の購入者による投稿なのか、販売者側が用意した投稿なのか、外から判断しにくい場合があります。

私はRMT歴6年のユーザーです。この記事では、筆者が実際に確認した事例も交えながら見分ける際のポイントを紹介します。

この記事を読めばサクラ実績の売り手の判断方法がわかり、購入してしまうリスクを減らせます。

この記事では、RMT取引で見られるレビューの特徴や、筆者が実際に確認した事例を紹介します。レビューだけで判断せず、売り手について確認する際の材料として参考にしてください。

サクラ実績は、投稿内容やアカウントの特徴だけで判断することはできません。購入方法によってレビューや取引実績が作られる仕組みも異なります。

目次

サクラとは利用者を装って商品やサービスの評判を良く見せること

サクラとは利用者を装って商品やサービスの評判を良く見せることです。

この記事では、販売者自身による自作自演や、実際の取引内容とは異なる評価を第三者に依頼するなどして作られたレビューを「サクラ実績」として扱います。

サクラでは、レビュー内容を購入者本人に任せず、高評価になるよう誘導する場合などに問題となる可能性があります。

ただし、2026年9月時点では直接的にサクラを禁止するルールが制定されているサイトは見受けられませんでした。

RMTのフリマサイト4社のルールは、以下のとおりです。

サイトサクラ実績と関係しそうなルール
ゲームクラブ「真に取引する意思がないにもかかわらず、あると装って出品又は購入」を禁止。複数アカウントの取得・利用、同一IP・端末での取引も禁止。FAQでは親族同士・同一箇所での取引も禁止行為として掲載
ゲームトレード1ユーザー1アカウント。同一人物による複数アカウント所持を「重大な利用規約違反」と明記
マツブシマーケット複数の会員アカウントを所持していると判断した場合、会員登録を承認しないことがある。買い手が商品受領後に売り手を評価し、その後売り手が買い手を評価する仕組み
RMT.club会員登録は1人1つ。複数登録、同一IP・端末での取引、クレジットカードを利用した同一利用者間の決済を禁止
出典:ゲームクラブ「利用規約・禁止行為」/ゲームトレード「公式ヘルプ」/マツブシマーケット「利用規約」/RMT.club「利用規約」

今回確認した4サイトでは、実績作りだけを目的とした取引を防ぐことにつながるルールも確認できました。

ゲームクラブでは「真に取引する意思がないにもかかわらず、あると装って出品又は購入する行為」や親族同士の取引、複数アカウントの利用などを禁止しています。

ゲームトレード、マツブシマーケット、RMT.clubでも、同一人物による複数アカウントの利用を禁止するルールを確認できました。

そのため、少なくとも自分で複数のアカウントを作成して取引実績を増やす方法については、各サイトのルールに抵触する可能性があります。

サクラを依頼しないのはもちろん、依頼されても引き受けないことが大切です。

RMT取引で行われるサクラ実績(レビュー)の違法性

浅野総合法律事務所では、サクラ実績の違法性について以下のように説明しています。

口コミにおける「やらせ行為」は、法律違反の可能性があります。特に注意が必要なのが、景品表示法への違反です。

出典:口コミのやらせは法律違反?サクラのレビューが違法となるリスクを解説(BIZUBEN)

さらに口コミのやらせが問題となるケースとして、問題点を3つ挙げています。

自社の良い評価を書き込む「自作自演」
口コミ代行業者による「やらせ」
友人や顧客に依頼する「サクラ」

出典:口コミのやらせは法律違反?サクラのレビューが違法となるリスクを解説(BIZUBEN)

一方、実際の購入者にレビューの投稿をお願いすること自体が問題になるわけではありません。

浅野総合法律事務所によると、レビュー内容を購入者本人に任せることが重要で、「高評価でお願いします」など評価の内容まで誘導した場合は、やらせやステマとして問題視されるおそれがあると説明されています。

RMTでも、購入者へ実績投稿をお願いする場合は内容まで指定せず、購入者の判断で投稿してもらうことが重要です。

サクラレビュー依頼を受けると逮捕される?

ベンナビ刑事事件では、サクラ行為が詐欺の共犯や従犯と評価される場合、逮捕される可能性があると説明されています。

同記事では、著名人を装って利用者を有料サイトへ誘導し、利用料を支払わせた事件など、実際にサクラ役を含む関係者が逮捕された事例も紹介されています。

ただし、サクラレビューを投稿しただけで直ちに詐欺罪になるという意味ではありません。同記事では、詐欺罪の成立には、人を欺く行為によって相手が誤信し、財産を交付するといった要件が必要だと説明されています。

>> サクラも詐欺罪で逮捕される|サクラで逮捕された事例や逮捕後の対処法(ベンナビ)

サクラ実績を確認する際に筆者が見る7つのポイント

筆者は過去に、実績を無断で使用された経験があります。

その際、無断利用者のアカウントや投稿を確認してきた経験から、以下の7点を怪しい特徴として見ています。

  1. 似た文章・文体の実績が並んでいる
  2. フォロワー0のアカウントばかり
  3. 取引画像がない
  4. 投稿時間が不自然
  5. 商品を長文でベタ褒めしている
  6. 同じ商品を売っている
  7. 海外産のoldアカウント

ただし、上記の特徴だけでサクラと判断することはできません。外見上、本物の取引と区別しにくい状態を作ることも可能です。

確認するポイント鵜呑みにできない理由
フォロワー0フォロワーが多くても購入・水増しできる
取引画像がない画像があっても盗用・流用できる
似た文章実際の購入者でも定型的な文章は似やすい
投稿時間実際の取引でも同じ時間帯に集中することがある
長文で褒めている本当に満足して詳しく書く人もいる
同じ商品を販売同業者同士でも実際に取引する場合がある
過去と利用状況が違う利用目的など別の理由でも変化し得る

筆者は、いずれか1つに当てはまっただけでサクラと判断するのではなく、複数の特徴が重なっていないか確認しています。気になる実績があれば、投稿内容だけでなく、投稿したアカウントの過去のポストや普段の利用状況まで確認してみましょう。

都合の良い人にだけ実績を書かせる、都合の良い実績だけ取り上げる、実績数の詐称もやろうと思えばできます。

筆者が実際に確認したサクラ・不自然な実績の6つの事例

筆者がRMTの実績を調べる中で、サクラや不自然な実績を確認した事例を6つ紹介します。

  1. X(Twitter)アカウントを購入して実績ポスト
  2. X(Twitter)アカウントを盗んで実績ポスト
  3. フリマサイトで業者同士でのレビュー
  4. 知恵袋で複数アカウントを使って自作自演
  5. ポジティブな内容を指定されたレビュー記事

1.X(Twitter)アカウントを購入して実績ポスト

過去に筆者が販売したXアカウントが、プレゼント企画の当選者として使用されているのを確認したことがあります。当時は、筆者が販売した複数のアカウントが企画者側と当選者側に使用されていたと記憶しています。

ただし、当時の記録を現在確認できていないため、購入者と企画者が同一人物だったことまでは再確認できていません。

2.X(Twitter)アカウントを盗んで実績ポスト

筆者が確認した事例では、「アカウントを買い取られたものの、代金が支払われなかった」という被害報告が複数投稿されていました。

一方で、被害報告に掲載されていたアカウントからは、その業者との取引が問題なく完了したように見える実績ポストが投稿されていました。

3.他人の取引実績を無断使用

フリマサイトでは、他人の取引実績を自分の実績として掲載している出品者を何度か確認したことがあります。

実際に筆者の取引実績が第三者の出品ページやプロフィール文に無断で掲載され、その出品者自身の実績であるかのように使用されていました。

他人のプロフィール文と同一・類似した文章を使用している出品者が見られることもあります。

4.フリマサイトで業者同士でのレビュー

同じジャンルのアカウントを販売している出品者同士が、お互いに高評価を付けている事例を確認しました。

片方の出品者の評価履歴を確認したところ、悪い評価を受けた際に弁明するための評価は返していますが、良い評価を受けた際には評価を返していませんでした。

しかし、この出品者に対してだけ「迅速で丁寧」「安心して行うことができました」など、長文の高評価を返していました。

実際に取引したうえで双方が高く評価した可能性も完全には否定できません。

5.Yahoo!知恵袋で同じサービスを繰り返し紹介する複数の回答者

Yahoo!知恵袋でフォロワー購入サービスについて調べたところ、同じサービスを繰り返し紹介している複数の回答者を確認しました。

そこで筆者は、繰り返し登場する回答者のプロフィールを開き、過去の回答履歴を確認しました。

各アカウントの回答数と、そのうち対象サービスまたは同じ運営元のサービスに関する回答数は以下のとおりです。

質問・回答者確認できた関連する質問・回答
質問・回答者A18件以上
質問・回答者B14件以上
質問・回答者C8件以上
質問・回答者D5件以上
質問・回答者E6件以上
質問・回答者F4件以上
質問・回答者G8件以上
質問・回答者H13件以上
質問・回答者I6件以上
質問・回答者J〜N(5アカウント)各1件以上

※対象サービスだけでなく、運営会社情報から同じ運営元であることを確認できた関連サービスについての回答も含めています。関連回答数は今回確認できた最低件数を掲載しています。

サービスに関する質問を調べたところ、同じサービスや同一運営元のサービスについて繰り返し回答しているアカウントが複数見つかりました。

今回確認した14アカウントのうち9アカウントでは、対象サービスまたは同一運営元のサービスに関する質問・回答を2件以上確認しました。最も多いアカウントでは18件以上、次いで14件以上、13件以上を確認しています。

筆者が確認した3アカウントでは、「なるほど」「そうだね」「ありがとう」の3種類のリアクションが、それぞれ近い件数で付いているという共通点も見られました。

回答履歴をさらに遡ると、過去にはサービスについて詳しく回答していたにもかかわらず、その後「買ったことある人いたら教えてください」など、これから購入を検討しているように読める質問を投稿しているアカウントも確認しました。

6.ポジティブな内容を指定されたレビュー記事

筆者は過去に、Webライターとしてサービスのレビュー記事を執筆したことがあります。

執筆時にはサービスを無料で利用できたほか、記事の執筆報酬も受け取っていました。執筆ルールには「サービスに対してポジティブな内容でお願いいたします」と記載されていました。

実際にサービスを体験したうえで執筆する仕事でしたが、評価の方向性については事前に指定されていました。

購入前に確認しておきたい2つのポイント

購入前に確認しておきたい2つのポイントは以下のとおりです。

  • 第三者サイトを見る
  • ID・名前検索をする

第三者サイトを見る

販売者が掲載している実績だけでなく、第三者サイトも見るようにしましょう。販売者自身のSNSやサイトとは別の場所に、過去の口コミや質問・回答が残っている場合があります。

第三者サイトは以下のものがあります。

  • Googleレビュー
  • Yahoo!知恵袋
  • みん評
  • クチコミネット
  • 垢ログ

ただし、第三者が運営するサイトに投稿されているからといって、実際の利用者による投稿とは限りません。投稿者の過去の口コミや回答履歴まで確認するのがおすすめです。

ID・名前検索をする

販売者のプロフィールに掲載されている実績だけでなく、XのIDや販売者名でも検索してみましょう。

検索すると、販売者自身がリポストしていない取引報告や、過去のトラブルについての投稿が見つかる場合があります。

検索結果に出てきた投稿も鵜呑みにせず、投稿者の過去の投稿や前後のやり取りまで確認することが大切です。

購入方法によって異なるサクラ実績の作りやすさ

RMTでは、購入方法によってレビューや取引実績が作られ方が異なります。

ここでは3つの購入方法について、実際のサクラ件数ではなく、仕組み上どの程度実績を自由に作れるのかを比較します。

  1. フリマサイト
  2. ECサイト
  3. SNS

フリマサイト

今回筆者が確認したゲームクラブ、ゲームトレード、マツブシマーケット、RMT.clubの4サイトでは、取引完了時に買い手が売り手を評価する仕組みになっていました。

そのため、評価を1件増やすには、実際にサイト上で取引を完了する必要があります。

ゲームクラブとRMT.clubでは他サイトの評価引き継ぎも行えます。どちらも運営による確認はあるものの、数字だけが引き継がれる形でした。

以下は、筆者がRMT.clubからゲームクラブに評価引き継ぎする際に「悪い評価も引き継がれるか」と問い合わせした時の回答です。

筆者が確認したゲームクラブとRMT.clubでは、悪い評価は売り手側の判断だけでは削除できず、売り手と買い手双方が同意した場合に削除できる仕組みになっていました。

過去の評価を確認できるサイトでは、これまでに付けられた評価も購入前に確認できます。

以下の記事ではおすすめのフリマサイトを紹介しています。

ECサイト

ECサイトでは、サイト内に購入者レビューが用意されている場合と、サイト外の口コミサイトなどに評価が投稿されている場合があります。

サイト外の口コミは以下のサービスがあります。

  • Googleレビュー
  • 垢ログ
  • Yahoo!知恵袋
  • クチコミネット

ただし、サイト外に掲載されていることだけを理由に、実際の購入者による口コミだと判断することはできません。

たとえばGoogleレビューでは、Googleアカウントから投稿できる仕組みです。Googleアカウントは複数所有することもできるため、口コミの掲載場所だけで実際の購入者による投稿かどうかを判断することはできません。

以下の記事ではおすすめのECサイトを紹介しています。

SNS

SNSでは、フリマサイトのように取引の完了と実績ポストの投稿がシステム上結びついているわけではありません。

そのため、実際に取引を行っていなくても「購入しました」「取引ありがとうございました」といった内容を投稿すること自体は可能です。

今回確認したフリマサイトでは会員登録時にSMS認証が必要でしたが、Xは電話番号を用意しなくてもメールアドレスでアカウントを作成できます。

複数のXアカウントから実績が投稿されていても、アカウントの数だけ別々の購入者がいるとは判断できません。

【売り手向け】サクラ実績(レビュー)と思われないための3つの対策

サクラ実績(レビュー)と思われないための3つの対策は以下のとおりです。

  1. 同業者の仲間を作っておく
  2. フォロワーとの絡みを増やしておく
  3. 実績ポストで画像も上げてもらう

1.同業者の仲間を作っておく

同業者との交流や取引履歴も、販売者が普段どのように活動しているのかを確認する材料の一つになります。

筆者は過去に、実際に取引した大手のRMT業者から紹介してもらった際、複数の方から問い合わせがありました。

SNS上の個人間取引では「仲介は○○さんのみ」など、知名度のある業者を仲介先として指定している販売者も確認できます。

こうした経験から、筆者は同業者との実際の取引や交流が分かる情報も、販売者を判断する材料の一つになると考えています。

2.フォロワーとの絡みを増やしておく

フォロワー数やいいね数だけでなく、普段から他のユーザーと交流しておくことも大切です。

フォロワー数やいいね数は購入して増やすこともできますが、普段から続いているフォロワーとの自然な交流は、数字のように簡単に水増しできるものではありません。

普段から複数のフォロワーと会話していれば、実績ポストだけでなく、誰とどのような交流を続けてきたのかも過去の投稿から確認してもらえます。

筆者は過去に実績を疑われた際、普段から交流していたフォロワーが相手に反論してくれたこともありました。

3.実績ポストで画像も上げてもらう

実績ポストをお願いするときは、取引したことがわかる画像もあげてもらうようにしましょう。画像も合わせて投稿してもらえば、自作自演するには画像を用意する手間が一つ増えます。

以下の画像をあげてもらうと、取引したことがわかりやすいです。

  • 販売→商品を受け取りがわかる画面のスクショ
  • 買取→振込画面のスクショ

ただし、他人の画像を無断使用することもできるため、画像があるだけで本物とは判断できません。それでも、文章だけで実績を作るより一手間かかります。

まとめ:サクラ実績は1つの特徴だけで判断できない

この記事では、RMTの実績を確認する際に筆者が見ているポイントや、実際に確認した事例を紹介しました。

筆者が確認する主なポイントは以下のとおりです。

  • 似た文章・文体の実績が続いていないか
  • フォロワー0のアカウントからの実績が多くないか
  • 取引内容が分かる画像が掲載されているか
  • 短時間に実績投稿が集中していないか
  • 販売者を強く褒める長文の投稿が続いていないか
  • 同じ商品を販売しているアカウントからの実績が多くないか
  • 投稿者の過去のポストと現在の利用状況が大きく変わっていないか

ただし、上記の特徴だけでサクラと判断することはできません。

実際の購入者でも同じ特徴が見られる場合があります。取引画像が掲載されていても、筆者自身の実績が第三者に無断使用された事例もありました。

購入方法によって実績が作られる仕組みも異なります。

今回確認したフリマサイトでは、評価を付けるためにサイト上で取引を完了する必要があり、複数アカウントの利用を禁止するルールも確認できました。一方、SNSでは取引完了と実績ポストの投稿がシステム上結びついていません。

実績の数だけを見るのではなく、その実績がどのような仕組みで作られたものかまで確認することが大切です。

以下の記事では、おすすめのフリマサイトを実際の仕組みや特徴とあわせて紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。

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